ホームページ制作の目的・メリットとは?

ホームページを作ろうと考えるきっかけは、様々あるように思います。

「ホームページがないのは怪しい会社と思われてしまう。」
「新たに取引を開始しようとした際に先方からホームページを確認したいと言われた。」
「コロナ時代だし、そろそろECを始めたい。」 などなど。

何らかの必要性に駆られ、ホームページを作ろうと考える方が多いです。
ただ、多くの場合はなんとなく作っておいた方がいいと思うから、といった理由ではないでしょうか。

しかし、このような漠然とした目的意識ではホームページが十分な効果を発揮できるものとならなくなることがよくあります。
なぜなら、目的に応じてホームページのあるべき形が変わってくるからです。

逆に、読み手を明確にして、目的意識に沿って必要なコンテンツで構成されるサイトであれば、狙いの効果が得られやすくなります。

この記事をお読みいただくことで、ホームページを作る効果やメリットを再認識して、より効果が得られやすいホームページとは何かを考えるきっかけとしていただけたらと思います。

1. なぜ目的を意識することが大切か

ホームページを作る目的を明確にしておくことは大切です。業者へ発注したり、自身でホームページを構築する前段階において、特に求められることです。

では、なぜ目的意識が大切なのかといえば、やはりホームページが狙いとする効果を最大限、発揮できるようにするためです。

ホームページを作ること自体が目的化されることがないように、作る目的を具体的に言語化しておくことをおすすめします。
そして、ホームページを通じてその目的がどの程度達せられたかを後から振り返ることができるようにすることが重要です。

2. ホームページ制作のメリットの分類

ホームページ制作のメリットはいくつもあります。

企業には、顧客・取引先、金融機関、提携先、従業員など様々なステークホルダーがおり、読み手に応じてメリットが波及的に広がります。

いくつかあるホームページ制作のメリットを、社外への影響と社内への影響の2つに分けて整理してみます。

3. 社外への影響

メリット①:信用力が上がる

知人から商品や企業を紹介された際、あなたでしたら何を頼りにその紹介先が良いものかを判断されますか。また、取引先について調査したい時、どうやってその企業の事業内容を把握されますでしょうか。

やはりホームページは、その企業の実態や製品・サービスを知る上で重要な手がかりとなります。
逆にいうと、ホームページがない企業は実態のない、信用できない先とみなされるリスクがあるとも考えられます。

これだけネットが普及している時代なので、ホームページを持たないこと自体が不利に働くようになってきています。ホームページを持ち、企業や商品の情報を発信していくことで信用力を高めていくことが求められています。

メリット②:採用力が上がる

求人広告を出せば採用はできると考えられる事業者もいらっしゃると思います。
しかし、求職側は求人広告だけでなく、その企業のホームページやSNSでの投稿も確認します。

求職者は、その企業のことをもっと知りたいと考え、その企業で本当に自分の能力を活かせるのかを確認したいと考えています。
企業の理念、採用方針をホームページ上でうまく発信できれば、その方向性にマッチする人材の採用につながります。
ホームページや採用専用ページ、SNSで魅力的にアピールする企業と、文字だけの求人広告だけで採用をかける企業とでは、どちらに有望な人材が集まるかは一目瞭然です。

メリット③:マーケティング力が上がる

集客や売上の増大につなげたいという目的でホームページを作られる方が多いです。
商品や企業の強みを抽出して、魅力的にアピールすることができれば、ホームページが新たな見込客を獲得するチャネルとなります。
また、フォームを活用することで顧客との双方向のコミュニケーションをとることも可能ですので、商品の企画コンテストを開催したり、顧客から商品のフィードバックを得ていくこともできます。

ただし、注意が要るのはホームページは開設して、ネットに載せるだけでは、多数の閲覧者がえられないという点です。SEO対策、ネット広告など、ホームページへの集客が別で必要になってくることは留意しなければなりません。

4. 社内への影響

メリット④:従業員のモチベーションが上がる

数字に直結しづらく表には出にくい効果ですが、ホームページを持つことで従業員のモチベーションが上がるという効果があります。
綺麗にデザインされた企業のホームページであれば、従業員はその家族や知人に自分の属する会社のことを話しやすく、また話した相手からも好意的な評価が返ってきやすいので、自社を誇らしく思うことがあります。

メリット⑤:判断や行動基準となる

ホームページで経営理念、ビジョン、行動指針を明示した場合の効果ともいえますが、従業員が日々の事業活動を行っていく上での判断や行動基準として機能することがあります。

会社のホームページというよく見かける場所で、企業の骨格が明文化されていると、従業員が理念やビジョンについて考えるきっかけが増え、結果として企業の土台が固まります。

メリット⑥:コミュニケーションが円滑になる

理念や判断・行動基準などについて企業内で共通認識を築けた場合の効果として、社内コミュニケーションが円滑になるというメリットがあります。

その企業が大切にする考え方が共有された組織では、コミュニケーションが取りやすく、強い推進力を生み出します。そのこと自体が他社にはない優位性につながることもあります。

5. まとめ

ホームページ制作のメリット・目的はいかがでしたでしょうか。
どのメリットを享受するためにホームページを作ろうと考えているのか、ホームページで目的は果たせるのか、改めて考えるきっかけとしていただけたら幸いです。

きらくにコンサルティングでは、個人や中小企業のお客様を中心に、ホームページ制作の目的をご一緒に考えさせていただきます。
そして、目的が達しやすいホームページのコンテンツの構成、デザイン、ブランディングの方法をご提案させていただきます。
ホームページ制作をご検討中であれば、ぜひご連絡いただければと思います。

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《略歴》
昭和62年生まれ、東京都小平市在住。中央大学法学部卒。某ITメディア企業にて広告営業や、販促・事業企画、ライティング業務に従事し、年間200名以上の士業のセールスコピー執筆の実績あり。

《保有資格》
中小企業診断士(認定経営革新等支援機関)/ウェブ解析士/認定ブランドプランナー

<所属等> ・東京都中小企業診断士協会 三多摩支部 ・小平商工会青年部 ・特定非営利活動法人tnc中小企業支援センター ・一般社団法人 多摩経営工房 ( 多摩ラボ )