SNS、ホームページなどインターネットを使った集客のやり方はさまざまなやり方があります。インターネットの普及とともにネット集客に取り組む事業者が増えているため、ネットの世界でもますます競争が激しくなってきました。
組織立ったプロの業者に頼むとそれ相応にコストが高くつきます。また、かけたコストに見合った成果が必ず得られるものではない、という難しい世界です。
しかし、成果につながる確率を上げていくためにやるべきポイントは一定あります。
この記事では、中小企業や個人事業主がネット集客に取り組む上で知っておきたいポイントをまとめます。ぜひ最後までお読みください。
1. 中小企業がネット集客を成功させるための基本コンセプト
ネット集客を始めたばかりだと陥りがちなのが、ビックワードでの検索上位を狙うことです。「ラーメン屋」「美容室」「パソコン教室」などのよく検索されそうな一語のキーワードで検索した時に上位に表示されるようにしたいと多くの方は考えます。
確かにこのような検索キーワードであれば月間100万件などの検索ボリュームがあることでしょう。しかし、そのような検索キーワードから自分のサイトを見つけてたどり着いてもらうのは至難の業です。ご承知の通り、ビックキーワードを選んだ場合、有力なライバルサイトや比較サイトがひしめきあい、ブランド力のある大企業が検索上位を占めていることがよくあるからです。
中小企業や個人事業主が比較サイトや大手企業サイトと同じ土俵で戦っていくのはあまり賢明ではありません。むしろ、比較サイトや大手企業サイトが避けやすい検索ニーズ、ニッチな市場でまずはNo.1を積み上げていくというアプローチの方が成功しやすかったりします。
どのような顧客をターゲットにしていくべきか、どのような検索ニーズをターゲットにキーワード選定をしていくかは、3C(Customer顧客, Competitor競合, Company自社)の視点で競争環境を捉え直して、自社の強みが発揮しやすい土俵で戦っていきましょう。一度に大量のアクセスを狙うのではなく、着実な引き合いがある価値ある少量のアクセスを時間をかけて積み上げていくことが大切です。
2. 競合企業のネットプロモーションから学ぶ
どの事業者にとっても競合視している相手はいることと思います。ぜひ競合企業のホームページを起点にどのようなネット集客に取り組んでいるのかを研究してみてください。
業種や事業の特性上、ホームページを集客目的にしていないケースも、もちろんあります。しかし、ホームページにはその事業者が他社とは差別化を図りたいポイントが表現やイラストなどで散りばめられています。また、競合企業の想定しているターゲット像が見えてくることもあります。
競合との比較で自社の有効な立ち位置、顧客へ訴求しやすいアピールポイントが見えてくることがあります。そもそもターゲットを絞ったり、変えていったりする必要性が感じられることもあります。競合企業のネットプロモーションのやり方から学べることは多分にあります。
3. 中小企業のネット集客検討ステップ
- 集客の目的を明確にする
- 集客したいターゲットの解像度を上げる
- ターゲットに向けて露出するにはどの媒体がいいのか?そもそもネットなのか?
- 競合企業と比べてどこで差別化を図るか
- すべて初めからうまくいくとは限らない。失敗から学習するために実験する。
ネット集客といっても基本的にはマーケティングの戦略プロセスに沿って検討していく方が成功確率は高まります。顧客ニーズについて仮説を持ち、競合との差別化を図りながら訴求を行い、失敗したらそこから教訓を得て次の施策を打つの繰り返しとなります。各ステップについて今後、詳細をお伝えする記事をまとめていこうと思います。
5. まとめ
ネット集客も地道な試行錯誤の繰り返しです。一から学ぼうと思えば、さまざまなサイト情報がありますし、市販の本も多数、販売されています。ぜひご自身でチャンレンジいただきたいと思います。
他方で、自力で学ぶにはネット媒体の知識、webライティングのコツ、Webデザイン、HTMLなどのマークアップのコーディング知識など広範なものになります。学習コストの方が高くつくこともあります。
きらくにコンサルティングでは、個人や中小企業のお客様を中心に、ホームページ導入からプロモーション戦略の立案や実行をご支援しています。相談のしやすさ・聞きやすさを大切にしながら、ゴールを共有しながらどんな取り組みができるか一緒に考えさせていただきます。
ホームページ制作をご検討中であれば、ぜひご連絡いただければと思います。