「うちには、特別な強みなんてない」。経営者の方から、よくそう聞きます。けれど話 をうかがうと、他社にはない魅力を、当たり前のように持っていることがほとんどです。 差が生まれるのは、その魅力をどう言葉にして届けているか。この記事 では、小さな会社が「言葉」で価値を伝えるための考え方を整理します。
言葉が、会社の価値を決める。
中小企業や個人で経営をされている方には、ご本人も気づいていない、唯一無二の魅力 があります。商品へのこだわり、先代から引き継いだ伝統、大きなプレッシャーの中で守 り抜いてきた会社と従業員への想い。それらは、言葉にして初めて、外の人に届くように なります。だからこそ、何をどう伝えるかの設計が、想像以上に売上を左右します。
たとえば同じ商品でも、「安いです」と言うのか、「この品質で、この価格です」と言 うのかで、受け取られ方はまるで違います。言葉は、価値の翻訳装置です。磨けば、同じ 実力がより正しく伝わり、磨かなければ、良いものが埋もれてしまいます。
では、どうやって言葉を磨くか。
① まず、自社の言葉を棚卸しする。
最初にやるべきは、いま使っている言葉の棚卸しです。会社案内、ホームページ、提案 書——そこに並ぶ言葉が、本当に伝えたい価値を表せているか。多くの場合、業界の内輪の 言葉や、抽象的な決まり文句に埋もれています。まずは現状を、そのまま書き出してみま しょう。
「うちには特別な強みなんてない」と言う経営者ほど、話を聞くと、他社にはない 強みを当たり前のように持っている。
ある経営相談の現場で
② 伝わる言葉に、作り替える。
棚卸しができたら、次は「誰に、何を、どう伝えるか」で言葉を作り替えます。むずか しく考える必要はありません。次の3つを意識するだけで、同じ事実が、ぐっと伝わるよう になります。
- 専門用語を、相手の言葉に置き換える
- 特徴ではなく、相手にとっての意味(ベネフィット)で語る
- 抽象語を、具体的なエピソードや数字で裏づける
③ 一貫して、使い続ける。
言葉は、一度決めて終わりではありません。同じメッセージを、あらゆる接点で一貫し て使い続けることで、はじめて記憶に残ります。進め方の目安は次のとおりです。
- 核となるメッセージを1つに決める
- ホームページ・会社案内・SNSで表現をそろえる
- 反応を見ながら、少しずつ言葉を磨き直す
この記事のポイント
- 会社の価値は、商品そのものより「どう言葉にするか」で伝わり方が変わる。
- 自社の言葉を棚卸しし、相手の言葉に翻訳し、一貫して使い続ける。
とはいえ、自社の魅力は、内側からは見えにくいものです。「何が強みか分からない」 というときは、一度、外の視点を入れてみてください。きらくにコンサルティングでは、< a href=”/contact/”>無料相談で、御社の言葉の棚卸しからお手伝いしています。
良いものを、良いと伝わる形に。その一歩を、一緒に踏み出しましょう。
